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新卒求人サイト(リクナビやマイナビ)の選び方

そろそろ採用担当者と話していると、2015卒の新卒求人サイトの選択をする時期とのお話があります。

 

そこで、今回は2015卒の新卒求人サイトの選び方についてまとめてみました。

あくまで新卒求人サイトは知名度を上げ、初期認知を決めるツールである。という認識を持っておきましょう。

選定基準を一言でいえば「採用計画に対して成果を挙げられるか」だと思います。

 

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[step1]

採用計画を固める事。

 

何度も書いてますが、採用計画が固まらない事には、予算の投下はできません。

2015年4月入社なので、かなり先ですが、少なくとも現状で目指すゴールを設定しましょう。

(例)

・総合職10名採用(イメージ営業職8名、エンジニア2名)

・自社ポータルサイトの広告営業(セールス型営業4名、コンサル型営業4名)

 →その為には○○の素養を持ち、○○を理解している学生が○次選考には○名いて。などの選考人数想定フローをつくる。

・予算は300万円

 

求める人物は

①チームの一員として、売り上げを構成できる。チーム活性化ができる。

②困難にぶつかった際に、自身で考えたり、周りを巻き込んで解決できる。

③(環境を提供すれば)リーダーシップを発揮する事ができる。

④社風と思考がマッチしている学生。

 

具体的には

■経験「体育会所属」「リーダー経験有り」「1年以上の留学経験有り」「インターンシップを含めた営業経験有り(成果挙げている)」「その他チーム活動経験有り」

■志向「好きなwebサイトが有り、こだわりを話せる事」「成長志向」「企業理念への共感」「企業規模にはこだわらない」

■素養「早慶以上の学歴」「大学受験経験者(付属、AOは要注意)」「清潔感がある」

「人懐っこい(初めて会う人でもすぐに仲良くなれる)」「日本語母国語」

※もちろん全てに当てはまる必要は無い。

 

などとりあえずバーッと書いてみましたが、抜粋して書くとこんな感じでしょうか?

※もっと具体的に決めてくださいね。

 

 

[step2]

自社の採用力(強み・弱み)を理解する。

 

自社の現状を理解する事が大切です。

現状を理解した上で、[step1]で掲げた計画との間にどのような問題点(課題)があるのかを洗い出しましょう。

 

自社の採用力(知名度〜内定承諾率)がgoogleとか三菱商事のように強かったらどうでしょう?

求人情報サイトに掲載する必要はありませんよね。

自社の現状が分かれば、課題は明確になります。余分な費用を発生させる必要はありません。余計な企画を買わされる事はありません。

 

 

[step3]

課題に合わせた企画を提案してもらい、納得度の高いサイトを選定する。

 

step1,step2でわかった課題をサイトで解決する為に、どんなプランがあるか提案してもらいましょう。

いくつか提案が出てくるでしょうが、裏付けデータとして良いデータしかもってこないので、それを見極める必要があります。色々な人から話を聞き、データの信憑性を確かめましょう。

基本的には、毎年サイトによる成果は変わってくるので、後は自分の納得度で決めると良いと思います。

 

<ここでポイント>

・KPI(途中で上手く行っているかを判断する指標)を設定しましょう。

・途中修正力がある営業かどうかが大切です。データ通りに行かない事が多数ですから、社内営業を頑張ってくれて、途中で修正できるのであれば、それは安心できますよね。

 

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【まとめ】

知名度が高いからリクナビ・マイナビ(成果が出やすいサイトである事は間違いないですが)にするのは安易です。

上記の結果、求人サイトを使わないという結論が出るかもしれません。

 

最初に書きましたが、「採用計画に対して成果を挙げられるか」がポイントです。

企業の計画がしっかりしていて、課題がはっきりしていればいるほど、精度は上がります。(余計なオプションは買わなくて済みます)

 

あとは営業マンで決めても良いでしょう。自社の採用にコミットしてくれる。途中修正があったとしても最後まで付き合ってくれる。という所です。

※採用担当者は(複数の)営業マンと良い関係を築きましょう。それが営業マンを突き動かす力になるはずです。

"複数"の営業マンであるのは仲良くなりすぎて、コミットしてくれなくなる可能性があるからです。

 

という事で、営業マンの提案が悪い・・・とか言う前に自社でしっかりと課題を見極めましょう。