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会社の将来性を見ても意味が無い

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企業を選択する際に大きく影響してくるのは、「将来企業が成長している」かどうかという事。

多くの人は、先行き不安な会社には行きたくないと思うでしょうし、できれば今後伸びそうな企業に行きたいと思うでしょう。

 

 今後成長していく企業とはどんな企業? 

残念ながら誰にもわかりません。企業の未来を予測できる人など誰もいないのです。

特に情報化社会になっていく上で、トップ企業の入れ替わりは早いですし、ビジネスの流行の切り替えも早いです。

 

 

 

mixiの失墜、GREEの売上大幅下落、Facebookの若者離れ。

売上がMAXだった頃、誰もが「ここに入社できれば安泰」と考えたはずです。

 

逆に、いつ買収されてもおかしくなかったサイバーエージェント、ソフトバンクグループに入ってからV字回復しているウィルコム、フィルム会社から医療や化粧品に事業転換をさせ成長している富士フィルム。

ここも、誰しもが売上下落の際に、「ここに入社したらお終い」と考えたはずです。

  

 じゃあ就職するにあたって、どの軸で選べばいいの?

もちろん軸は人それぞれですが、「今後激動の社会の中で生き残っていく為には?」

という軸で考えると、会社の安定に人生を託すのでは無く、自分の実力をつけてどこにでも転職(起業)できる力をつけて安定的な人生を過ごすという考え方をした方が良いかもしれません。

 

そして、個人的な意見で3つ具体的な軸を書いておきます。

 

1つ目は、新規事業に積極的に携われる仕事だと思っています。

いつの時代も新しい革新的なビジネスがトップを奪ってきました。

そして首位の入れ替わりは年々早くなっていて、大企業も新しいビジネスを生み出さないと、起業が衰退していく事がわかっているのです。

そこで求められているのが、新規事業を作れる人(もしくは既に動いている事業を加速させられる人)です。

 

2つ目は、大規模ビジネスのマーケティングに携われる仕事だと思っています。

1つ目の理由と近いのですが、常に新規事業にはマーケティングが必要です。今はやってみて失敗したら修正するというスピード感が求められていますが、それは売上規模が小さい領域での話。

大規模ビジネスでのマーケティング業務に携われる事でのノウハウはどの企業も求める事でしょう。

 

 

そして、上の2つの仕事に付くには、新卒から入るしかありません。

これは、以前のエントリーでも書いています。

仕組みを作る人、仕組みの上で働く人 - 人事/採用担当者・就活学生向けblog

 

そして3つ目は、起業する事です。

アラン・ケイが発した言葉で、

未来を予測する最良の方法は、それを発明してしまうことだ
(The best way to predict the future is to invent it.)

 という言葉があります。

安定を求める人には違う気がしますが。。

 

 

これを書いていて改めて思いましたが、就職先を決めるのは難しいなという事。

会社の将来性を見て決めたくなるでしょうが、自分の長いキャリアを考えて、仕事を選ぶ事をオススメします。

上記に加えて、自分に向いているかどうかという判断軸もありますから、インターンシップなどで色々な体験ができるというのは良い制度だなと思いました。