クックパッドも年齢不問の定期採用開始。新卒という枠の崩壊。
大分見逃しておりましたが、クックパッドも新卒採用の手法変更をする様です。
大きな変更点(通常の新卒採用と比べて)は2つ。
①2015年4月に入社できれば、年齢不問、おそらく就業経験の有無も不問。
②開発職にはインターン参加が必須
年齢不問、就業経験有無も不問
さすが、クックパッドです。
以前から言っておりますが、私は年齢・就業経験の有無という制限は無くすべきだと思っております。
理由は2つで
①スタートアップ志向学生の増加
・例えば、取り敢えず気になるベンチャー行って、ダメだったら大手行けば良いかという就業に対してチャレンジ出来る。
②採用の効率化
・面接では上手くアピール出来ないけど、働いてみたら優秀な人は、1回実績を作って優良企業への転職をするというルートができる。
・働いてみないと優秀な人は分からないので、どっかで実績作ってきた人を採用するという企業があった方が適材適所にできる。
③企業体質改善
・採用広報だけ上手くて、入社したらブラック企業だったという企業は、優秀な人材の囲い込みの為に、企業内部から変えていく必要に迫られます。
です。
デメリット(例えば新卒段階での採用抑制による若年層の雇用数減)もあると思いますが、メリットも大きいと考えています。
この新卒のみという枠を取り払った他の企業は、ライフネット生命とかSONYも近しい事に取り組んでおります。年齢制限などが若干ありますが、組織の年齢構造上、仕方ないかなとも思います。
追記:ガイアックスとアイティメディアも年齢制限を緩和or撤廃して定期採用として実施していますね。
最近では既卒3年未満も新卒として扱うという動きもありましたが、殆ど機能しませんでした。それは内定が貰えなかった学生がメインでしたので質が悪いという考えになってしまったんですね。就業経験有無を取り外せば凄く良い市場になると思います。
インターンシップ必須
開発職のみですが、5日間のインターンシップ参加が必須です。
なんと〆切は今日の23時まで!
ポイントは、
①実際のサービス開発に携われる。
②メンターが付く!(これが一番凄いというか偉い)
③日当8,000円貰える。
これは参加する方がいいかと思います。
実施日は、
- 第1期: 2014年2月24日 – 2月28日
- 第2期: 2014年3月24日 – 3月28日
そもそもインターンシップ導入は学生と企業のミスマッチを解消する物として導入されていますが、夏に体験という形で実施する企業が殆どでした。それも1dayで実施するという名でただの名簿集めのような形で実施している企業が多いです。
そこに選考上でインターンシップを実施するというのは、手間がかかるのですがそれでも実施するクックパッドは良いですね。
前のエントリーでも三越伊勢丹のインターンシップについて書きましたが、今後インターンシップのプログラムや導入方法については本格的に考えた方が良さそうです。