【フジテレビ×ソニー!?】弱点を補填し合う採用コラボという考え
今年度も弱点を補填しあう採用コラボが増えてきましたね。
いくつか事例をお伝えしたいと思います。
採用コラボというのは大きく2つあると思います。
①人数補填
1社じゃ集められないから複数社で集めるという考えです。
合同説明会なんかはこの考えですね。
マクロミルとオロが主幹事となって実施している「ベンチャーズライブ」は、人事担当者が動いて実施しているので、コラボという考えが強いかもしれません。
(どっかの会社が運営などは実施していると思いますが)
また、有名どころで言えば、アイティメディアが中心となって実施した、5社合同選考会でしょうか?
こちらも1社では集まらないので、複数社で合同選考会を実施しています。
②弱点補填
1社だと業界イメージが強くて、求める学生が来ないのを補填しあうという考えです。
今年だと、ソニーとフジテレビがコラボしたのは大きい所では無いでしょうか?
他にも、三井住友海上と花王がコラボしたりなど、大手同士が弱点を補填しあっています。
この様に、1社では出来ない事をコラボしあうという事例がいくつも出てきています。
今まで、採用は各企業事に隠してやっていたので、中々コラボレーションが実現しませんでしたが、それだけでは成功しにくいという背景があって実現していると思います。
コラボレーションの仕方
まずは、何の為にコラボするのか?という所を考えましょう?
上記2パターンのどちらかでコラボする相手が変わってきます。
①人数補填の場合、同じ様な業種orテーマでコラボする事。
なぜかというと、関連性が無いと「求める志向の学生が集まらない」からです。
ベンチャーズライブは「ベンチャー」というのに興味がある学生が集まり、アイティメディアのは「IT」に興味がある学生が集まります。
今の合同説明会に意味が無いと言われてきているのは、テーマが無いからだと思います。結果的にフラっとブースによって学生と接触しても、辞退する事が多いです。
こちらは、複数社集まって学生を集める事を目的とするので、出来れば同規模の企業で有る事が望ましいと思います。
1社が超大手で、もう1社が中小企業だと、大手企業にとっては参加するメリットが無いですから。
②弱点補填の場合、各個人で人事同士の繋がりをつくる。もしくは作ってもらう。
フジテレビが理系に困っているなんて、人事担当者からすると思いつかないと思います。なので、どこの採用に困っているかを知るという作業が必要になります。
やり方は、地道に人事同士のコミュニティを作っていくか、業者にお願いするか、どっちかだと思います。
こちらは、出来れば同規模が良いのだと思いますが、コラボ先の企業の求める人材が集まるなら、規模は関係無いかもしれません。
恐らくですが、2016卒に向けてインターンシップのコラボレーションも出てくると思います。
今後、ナビサイトには頼らない施策として、コラボレーションはいかがでしょうか?