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【ライフネット生命】新卒サイト「わかりあえるのか」が良い。

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毎年注目を集めるライフネット生命の新卒採用サイトがOPENしました。

  

 テーマ「わかりあえるのか」

まだコンテンツ自体はこれから追加していく様ですが、ライフネット生命さんらしいメッセージは印象的です。

そのメッセージは

 

わかりあえるのか。

 

このメッセージはライフネット生命の、新卒採用に対する挑戦でもあると思いました。

画像をクリックすると「わかりあえるのか」をテーマにした意図が見えてきます。

 

 昨年までも様々な課題へ挑戦 

昨年度までも、5つのマニュフェスト(「1.学業を妨げない」「2.情報開示する」「3.対等に向きあう」「4.多様性を重視する」「5.進化を続ける」)を掲げ、挑戦してきました。

「学業を妨げない」というライフネット生命さんだけがやったら採用上、不利になる可能性がある事も、新卒採用に一石を投じるべく率先して挑戦しました。

また、「多様性の重視」では30歳未満であれば誰でも応募可として、成果として前回書いた様にSONYなどの大手企業も取り入れています。

※SONYは最終学歴3年未満。就業経験の有無は不問。

 

 今年は相互理解への挑戦 

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そして今年は、現在の新卒採用の問題点である「相互理解」への挑戦だと思いました。

情報革命が起き、Facebooktwitter、LINEなどのコミュニケーションが多様化した今、人との関わり方や考え方に大きな変化が起こっています。

また、日本の裕福な環境(借金だらけですが)は働き方・生き方についての考え方にも変化が起こっています。

今の定型的な新卒採用手法(説明会→ES→面接3回の様な)では、学生の事を理解する事は難しくなっています。ここに変化を起こしてくれる事を期待します。

  

一方、学生も「取り敢えずエントリー」「取り敢えず大企業」という取り敢えず就活が普通で、思考停止状況になっている学生が多くいます。

ちきりんさんのブログにも

「大学受験市場には偏差値が存在するため、『自分はどの程度の大学を受けるべきか』明確だけれど、就職活動市場においては、偏差値が存在しないので、『自分はどの程度の企業を受ければいいのか』わからない。

と書いています。

学生だから働いた経験も無いし、基準分らない。とりあえず安心の大手へ行こう。とかいう考えが普通になっていて思考停止しているのです。

結果「大企業安心」という都市伝説が未だに"常識"として捉えられています。

 

これは様々な根深い問題がある上での話で、就活そもそもが悪い!という意見もありますが、現状の就職活動を機会に考える事はもっとできるはずです。

学生側にも考える事を求めなければ、相互理解は実現できないと思います。

 

 相互理解から期待できる事

この相互理解によって、適正なキャリアのマッチングが実現できますし、それによって世の中の課題を解決する事がスムーズにできます。

結果、世の中をより良くできる人材は希少価値が高くなりますし、世の中を良くできる会社は、日本は活性化できます。

 

相互理解は、日本が直面している国力にも影響する壮大な問題と言えると思います。

 

 (最後に)今年の重い課題は?

まだ発表されていませんが、今までの傾向をみると「ライフネット生命について理解を深められる事」「時事問題」の2つのテーマが出てくると思います。

 

もしかしたら、全然違うかもしれませんが。。

相互理解の為に必要な、ライフネット生命について考えさせる様な課題は入ってて欲しいなと思いますが、どの様な課題であれ、ロジックを大切にするライフネット生命さんの課題内容に期待したいです。

 

ライフネット生命さんの、コンテンツ内容や課題内容に今後も注目していきたいと思います。