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「定期採用」は大企業の仕組み。「随時採用」はベンチャーの仕組み。

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「新卒採用なんかぶっこわせ」 堀江貴文さんたちの考える"21世紀の働き方"とは

こんな記事があったので、自分なりの考えをここで書いてみたいと思います。

ホリエモンの考えの中に、こんな事が書かれています。

新卒採用に見られる同時一括採用ではなく「随時採用」を提案する。大学卒業直後に就職しなくてはいけないという固定概念を捨て、働きはじめたいタイミングで働き、学生の内からインターンやバイトをするなど、仕事への入り口を固定するべきではないとの考えだ。

 「随時採用」は良いと思います。実力のある人はどのタイミングでも企業は採用したいと思うだろうし、自分が納得したタイミングで入社する訳ですから、ミスマッチも少なそう。

 

 個人の「随時採用」についての見解

私の考えでは「随時採用」と「定期採用」の両方が必要だと思います。

「随時採用」の窓口は常に開けておく必要がありますが、そればかりを受け付けていては、100人以上採用する様な大手企業は効率的では無いですかなと思いますので、ガツっと集中して採用できる「定期採用」も必要だと思います。

ただし、「定期採用」をするなら「就業経験の有無と年齢」を外して欲しいです。

ライフネット生命では、その枠組みを大きく緩和しています。

 

 やはり「定期採用」は大企業の為の仕組み

先にも書きましたが、定期採用は効率的です。だからこそ、効率的を求める企業にとっては、必要な事だと思うんですね。ただ、大企業は採用人数も多いですから、「定期採用」は大企業が絶対にやりたい施策なんですよね。

そして、短期間の採用活動を強いる事によって、ネームバリューがある大企業が採用上で勝つという仕組みが生まれます。

その施策として、効率的だけど優秀な人材は採られたくないから、大企業が束となって、倫理憲章を定めて一斉に採用活動始めましょうね。って言っているんだなと思いました。

やはり「定期採用」は大企業の為の仕組みなんです。

 

そのフィールドで戦われるとベンチャーに良い人材は行きにくいので、ベンチャーとしては一括採用やめろ!って言いたくなりますよね。

この定期採用は「大企業」ve「ベンチャー」の戦いでもあると思いました。

 

この変化の激しい時代に、採用活動を一斉に始めましょうなんて、極めてナンセンスだと思います。

しかし、それを普通に標準化してしまう所に、大企業の凄さを感じさせます。

 

当然、大企業だけの問題では無く、キャリア教育についてとか、インターンシップの活性化とか様々な問題もあると思いますが、まずは今の新卒採用の打開策として随時採用がどんどん根付いていけば良いなと思いました。

 

これからの新卒採用形態の変化が楽しみですね。