『三越伊勢丹マーケティングカレッジ』(通年受入インターンシップ)が良い。
三越伊勢丹グループが通年インターンシップ受入をしている様です。
大企業がこのような効率化と逆行した取り組みを行う。という事が良いなと思います。
三越伊勢丹インターンシップ3つの特徴
ホームページより3つの特徴を。
まずは「年間を通してやってますよ」という事。
今までは、夏休みの間に、まとめてインターンシップをやるという事が一般的でした。
最近でこそ、秋とか冬にやる事が増えていますが、とにかく同じ時期にある程度の人数を受け入れる事で効率化を図っていました。
そこを年間いつでも受け入れるというのは、三越伊勢丹の採用上の危機意識と、新卒一括問題へ一石を投じているという気持ちが見えました。
2つ目は複数のプログラムを用意しているという事。
全部で3つ「Premium Internship」「Work Experience」「Seminar」です。
「Premium Internship」は時期によって内容が違うかもしれませんが、あるテーマ(今は「新規催事立案」)について少人数(約10名)で実施するインターン。
実際の研修に参加出来たり、社員からのフィードバックもあります。
内容としては、将来のキャリアを見せる為の内容になっています。(普通1年目とかは店頭で働く事が多いので)
「Work Experience」は百貨店の接客体験。これが、Theインターンかもしれません。
入社して実際すぐにする仕事を体験できるというもの。ここで合うか合わないかを体験できると良いですよね。グループワークもあるので、学びも多そうです。
「Seminar」これは、講座・グループワーク・座談会がある3日間のインターン。通常の説明会に比べて3日間かけてやるので、内容はそうとう濃いのでは無いでしょうか?
これを見ただけでも、どれだけ三越伊勢丹がインターンシップに労力をかけているかがわかります。
3つ目はどのインターンシッププログラムも、全て社員が参加しますよ。という事。
実は結構インターンシップって現場社員に協力を得るという社内調整が大変なので、人事だけでインターンシップ(ほぼグループワーク)をやってしまう所が多いんです。
年間を通して、社員の協力要請が出来るというのは、本当に大変だと思いますが、これがあるからこそ、学生も参加する意義があると思います。
他にも魅力的なポイントが
コンセプトページにも書いてありますが、参加は大学1・2年生もOKです。と書いてありますので、業界の人気底上げを狙っている面もあると思います。
選考には関係ありませんと書いてありますが、さすがに関係有ると思いますので、学生はしっかりアピールできると良いですね。
これがあると更に良い
①社会人も対象にしてほしい。
ノウハウが盗まれてしまうという危険があるので、難しいかもしれませんが、学生だけで無く、既に就職している社会人向けのマーケティングカレッジをやって欲しいですね。
②年間のスケジュールを教えて欲しい。
「Premium Internship」は時期によって、テーマが違うと思いますので、その際のテーマを教えてくれると自分が興味を持ったテーマに参加できるのでは?と思いました。
という位で、しかも上記2つは、そこまでやらなくても全然OKだと思ってますので、三越伊勢丹グループのインターンシップは本当に良いと思います。
これが、メディアに取り上げられて、インターンシップってこうあるべきだよねって、他の企業が思ってくれると、もっと良くなってくると思います。
ただ、インターンシップって接客とかだとやり易いので、それ以外の職種(SEとか営業とか)でどの様にアレンジ出来るかっていうのは今後考えていきたいと思います。