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面接の環境作りで良い学生を見落とさない工夫

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学生の素が見えない。

そんな話を聞きました。

前回のエントリで、人材の質を確認する為にリファーラルリクルーティングという採用手法が出てきたと話しました。面接では本当の学生の姿がわからないから、確認をとるという側面もあります。

それでは、面接では学生(人材)の本来の姿は分からないのでしょうか?

 

結論から言うと、分からないと思っています。

少なくとも3回の面接程度で分かる事はありません。

面接を完璧にこなす事が出来る人がいます。そのように訓練をしてくれる就活塾の様なものもあります。

 

但し、それは"面接で評価の高い人材"が"本当に良い人材"なのかを確かめる事は難しいということです。

"面接で評価の低い人材"が"本当は良い人材"なのかを確認することは出来ると思います。いわゆる、良い学生を見落とさない。という事です。

 

その手法をいくつか書いていきます。

 

 面接会場の雰囲気

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学生の素が出せないのは、雰囲気に圧倒されてしまうからという事もあります。

実際に自分が初めての国に一人で行った時に、萎縮してしまう事はありませんか?

 

学生からすると、重厚な雰囲気の会議室などは初めての感覚なので、萎縮してしまうのです。

会場で言えば、机の距離も大切です。

 

エドワードホールの定義では

個人的距離 (personal space) - 45 cm ~ 1.2 m。相手の気持ちを察しながら、個人的関心や関係を話し合うことができる距離。

としています。

学生に評価表を見せない為に、結構距離をとる企業もいますので、気をつけましょう。

個人的には、長机(45cm)3つ分(135cm位) が好きですが、、

 

 面接前の簡単な面談

学生の緊張をほぐすという意味で、面接前(特に最終面接)とかに人事担当者が軽く面談をしてあげると良いと思います。

 

面談内容は、今までの振り返りとか、企業が学生の評価しているポイントの話なんかが良いと思います。

 

 面接官とのマッチング

何かこの人とは話が弾むなという時ありませんか?

それは、興味関心が似ていたり、雰囲気的に似ていたりと。自分との共通点があればあるほど、話が弾みます。

 

そういう意味では、リクルーターというのは、同じ大学出身という場合はとても良い効果を発揮します。

それ以外にも、エンジニア志望学生にはエンジニア社員をアサインするなどの配慮は必要かと思います。

 

 

それ以外にも、学生にリラックスしてもらう事ができるやり方はあると思います。

出来るだけ、普段の力を発揮してもらう為の配慮というのは、すぐにでも出来そうな事が多いですね。